2000年度法人税法雑感


(注意)かなりKaiの先入観と思いこみが入っています。

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前半はどーでもいいホントの雑文。
後半はいちお、分析というか感じたことを真面目に。
やるだけのことは全てやってないという万全の状態で受験したKai。(おい)

1月からビデオ講座を申し込んでいたものの『講師のタメ口が気に食わない』というすばらしい理由で教材だけをもらうものの、そのうち『個別問題集やっとけばいいか』ということで教材ももらわなくなる。

当然、この時点ですでに逃げに入っているので試験前1週間、職場から休みをもらってもペースがいまいち掴めず。

理論を回しているつもりが気がつけば『うーんと、安倍なつみ、中澤ゆうこ、後藤真希・・・』などとなぜかモーニング娘。のメンバーを回してたり。

おまけに教材を取りにいってないもんだから本番前日に何気なくめくった会計人コースの改正税法特集をみて、
『ぬあにぃ〜、貸引の116%特例が廃止だとぉ〜?』
『ゆ、有価証券の評価が、か、変わってる・・・・。これって、理論Aランクだったんじゃ・・・』
『おい、輸入の特別控除、100分の4相当額にするってお前、計算方法わからんやんけ!』
などと慌てふためく。

しかし、いまさら慌ててもしょうがないので開き直ってみるものの、開き直ってどうにかなるものでもないことに気がつき、再び慌てる。

試験当日。

会場でやたらと知り合いに会う。
丸1年、ほとんど専門学校に顔を出していなかったため
『あ〜!ひさしぶりぃ〜』
『ども、ご無沙汰してましたぁ』
『1年ぶりやねぇ』
などなど、挨拶するだけで疲れる。

おまけに座席が1番前だったりしたので、余計に知り合いに会う。

解答用紙が配られ、計算の解答用紙から留保金の文字が透けて見える。
この時点では、『部分点の得点源だな。最初に形式だけでも書こう』などと考えていたが、まさか2問のうちの1つだったなんて。

次に問題用紙が配られ、1問目が外国税額だとわかる。
しかし、どうやらKaiの列の試験官がフライングをしていたらしくすぐに回収。
ちょっと得した気分。

試験開始。

理論の柱上げをしながら、家でお腹をすかして待っている女房と娘の顔が浮かぶ。
1問目の柱を上げたところで、自分には女房も娘もいないことに気がつき、自分がかなり動揺していることを思い知らされる。

1問目の理論を書き、2問目の柱を上げて計算に。
問題を解くより、下記の分析をする方に頭が行ってしまい、計算が終わると残り15分足らず。

とりあえず自分なりにポイントを中心に纏め上げる。


そんなわけなので、結果はある程度見えているものの、ドキドキしたフリをしながら12月を待つことを心に決める。
ここからは真面目に。

昨年度、今年度と『いい問題だな』という感想でした。
できたとかできなかったじゃなくて、質というか内容というかそんなものが。
昨年度より試験委員になった国家試験組の現役税理士の意欲でしょうか。
これまでは国税OBとか公認会計士の申請税理士ばかりで、『この人達、ホントに税理士として仕事してるんだろうか』というような人ばかりでしたよね。

昨年度は、基本的で実務でもおなじみの項目中心でボリュームのある問題。
普通の税理士がほとんどやることのない外国関係オンパレードだったときと比べると『なるほどね』というかんじでした。
基本的な項目をいかに正確に手際良くこなせるか、を訊いてるような気がしました。

今年度は、まず、計算が25点問題2つという前例を無視した形式にニヤリ。
前例を重視するお役人さんに対する皮肉でしょうか。

【問1】の税効果。
多くの税理士はできあがった決算書を基に申告書を作るのではなく月次から細かく関与していること、中小零細企業にとっては税効果やキャッシュフローはあんまり関係ないことを考えると出さなくてもいいようなものと思うんですが、やっぱりある程度は触れておかないと『税理士は税効果を知らないんだ』などと思われてはいけないので必要最低限の出題をしたという感じです。

また、これまでの利益処分からの資料ではなく、P/Lを与えたところが『お受験と実務は違うんだよ』といっているみたい。

【問2】は日本の企業の多くが同族会社であり赤字会社であることを踏まえた実情に近い事例。
また、赤字でも交際費と留保金課税の為に税金を払わなければいけないということで実務上、いろいろ論議がされている点を考慮しているような気がします。

【問1】に比べて【問2】は解答する個所が少ないのですが、単に数値が合っているとかいうことではなく、上記の観点から交際費や留保金課税を見落としたりすると他のところが合っていても『出題した意味がわかってないでしょ?』という減点を食らいそうな気がします。

また、【問1】、【問2】共に租税公課の資料は専門学校の出題形式パターンでやっている人は戸惑ったのではないかと思います。

税の勉強をしてるんだからちゃんと理解してから試験を受けてね、というところでしょうか。

実際の配点や合格者がどうなるかは別として、試験委員は実務をするための試験なんだというアピールをしているような気がしました。

学者、専門学校、実務家はそれぞれ価値観というか重要と考えるポイントが違うと思います。
中でも、専門学校の『試験上重要』とか『意味はわからなくてもやり方を覚えておけば答えが出せます』というようなテクニックに走る教え方は『なんだかなぁ』という気がします。

まぁ、商売だからしょうがないといえばしょうがないんですけど、なんかね。

受験生も専門学校のテキストを最重要視して実務書には全く興味を示さないという人がけっこういますが、何の為の勉強をしているのかを忘れているのではないでしょうか。

『なんやかんやいっても資格取った方が勝ちだよ』という人もいますが、高校や大学予備校のデータ分析&パターン学習のためにマニュアルがないと何もできない、いいかえれば自分の頭で考えることができない『偉い人』が増えて今日の日本ができあがっていることを考えると、『いいのかなぁ、そんなんで』と思います。
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